2020/06/12 16:33
▼おかしなドラマプロジェクト
茨城県の鹿島神宮参道入口にある1822年創業の和菓子舗 丸三老舗の7代目若旦那です。
このたび弊社では、デジタルで配信され映像と音で楽しめる『ドラマ』と、味覚、嗅覚、触覚で楽しめるリアルな『和菓子』という、一見何のつながりもない両者をつなげる「おかしなドラマプロジェクト」を立ちあげました。
まずは、おかしなドラマプロジェクトによるドラマ『テレホーム』予告編をご覧ください。
※丸三老舗はストーリーに出てくる和菓子監修を担当し、ドラマ部分は、主演:野村啓介(劇団ブラボーカンパニー所属)、脚本:しおつかこうへい、監督:片岡大樹(株式会社NEWTOWN代表)で制作。
▼はじめに
先般からのコロナ禍により、弊社のような菓子製造販売・飲食のみならず、ドラマや演劇といったコンテンツ制作など、あらゆる業種で自粛や活動規模の縮小といった影響が出ております。
弊社店舗でも、緊急事態宣言が解除されてから徐々に人の動きは戻って来てはおりますが、それでもコロナ前と比べるとかなりペースは鈍く、また、ここ数年大幅に伸びていた都内百貨店での販売や、高級外資系ホテルへの納品は0のままです。
他のプロジェクトメンバーも、決まっていた舞台や番組の出演や収録がキャンセルになったり、メディア関係の仕事も激減し、少しずつ仕事は戻って来てはいるようですが、苦しい状況を過ごしています。
そんな中、ただじっとコロナ禍や、それに伴う自粛期間が過ぎ去るのを待つだけではなく、我々で何か面白いものを作れないか、少しでも収入につながらないかといった話が出てきて、我々俳優、脚本家、映像制作、和菓子屋というバラエティに富んだ面々が集まるからこそ作れる、これまでに無かった新たな形のコンテンツにチャレンジしようという事に…。
そうして生まれたのが、この「おかしなドラマプロジェクト」です!
メンバーが住む場所が茨城や東京都内と距離も離れているため、ZOOMなどを活用して打ち合わせを重ねました。
▼ おすすめポイント
一般的に、ドラマなどの映像コンテンツは目で見て耳で聞きます。映像の中で役者さんが何かを食べていても、その食べ物のストーリー内におけるウェイトの軽重はあれど、ドラマを見てる人にとっては単なる小道具、もしくは美味しそうだな…と感じさせる程度の存在でした。
当プロジェクトのドラマ「テレホーム」では、ドラマの主人公が食べるものと全く同じお菓子を映像コンテンツとセットで販売することにより、『ドラマの主人公と』『リアルタイム』で『一緒にお召し上がり』頂けます。それにより、ドラマの主人公が語るお菓子の薀蓄や味わいなどを聞きながらお菓子をより一層深く味わえ、さらに、あたかもドラマの出演者になったかの如く、ストーリーにも深く入り込む事ができます。
従来の映像コンテンツのように視覚聴覚のみで感じるものではなく、味覚や嗅覚、触覚といった五感をフルに活用して楽しむ事が出来ます。それにより、皆様の心に深く印象を残せるドラマになるのではないかと考えております。
職人がふっくらと炊き上げた北海道産の大粒小豆に、とろりとなめらかな求肥を入れた、シンプルで奥深い味わいの生菓子です。
▼ WITHコロナの生活様式に…
だいぶ雰囲気も緩んできてはいますが、それでもいろいろな場面で自粛傾向になったり、不要不急の外出をためらう方は多いと思います。また、第二波、三波のおそれもあるので、極力外出せずにお過ごしの方もまだまだいらっしゃるのではないでしょうか。
お取り寄せであれば、そんな状況であっても気兼ねなく美味しいお菓子をお召し上がり頂けますし、それが楽しいドラマと一緒であれば、なお一層楽しいひと時をおくれます。まさに、この時代にピッタリのあらたなコンテンツの形であると、我々は考えております。
▼ 商品インフォメーション
テレホーム第一話がセットになった常陸風土記は、ドラマのストーリーに合わせ6月21日の父の日に販売開始となります。(御予約は既に受け付け開始しております。)
発送は6月22日以降順次対応致します。また、丸三老舗店頭では21日に先行でお渡し可能です。(店頭受け取りの場合は、送料が不要となります。ご注文時に備考欄よりお伝えください)